人材派遣の面接でプライベートな話をされたときの質問の返し方は?

できるだけ回答し、どうしても答えられない内容は丁寧に断りましょう


人材派遣の面接でプライベートの話しを聞かれた時は、可能な範囲で答え、難しければ丁寧に断ることです。個人的な内容を尋ねることは法律でも制限されているため、面接する側も心がけているはずですが、それでも答えたくないことがあれば、「回答を控えさせていただけますか」と伝えましょう。

しかしプライベートについて聞くことで応募者の臨機応変さをチェックしている場合もあります。そのため全く答えず強い姿勢で断るより、ある程度回答してあまりに個人的な内容には丁寧に断る方が上手な答え方でしょう。

ですが担当者の態度や表情などから明らかに仕事と関係のないところで聞いていると感じられれば、就業先の紹介を受ける前に担当者の変更を申し出ましょう。

できる限り正直に受け答えをしましょう

親の職業や飲むお酒の量など、プライベートの話しを人材派遣会社の面接で尋ねられた時は、可能な範囲で答えましょう。なぜなら面接の担当者によっては、応募者の本質をよく知りたいがために質問している可能性もあるからです。

また話の流れで、たとえばフランクな会話になってきた時に聞かれたのであれば、好意的に接してもらっているとも取れるでしょう。

【個人的な質問は法で制限されている】
プライベートの話しを面接で応募者に尋ねることは、職業安定法や個人情報保護法などの法律によって制限がかけられています。そのためあまりに個人的な内容を聞くことはしないように面接担当者も心がけているのです。

もし質問されたことが答えづらい場合には、丁寧な口調で「回答を控えさせていただきたい」と伝えましょう。攻撃的な態度で答えを拒否してしまうと、コミュニケーションが取りづらい人と判断される可能性があります。

相手に嫌な印象を与えない断り方がおすすめです

彼氏・彼女はいるか、家族の仕事は、などプライベートなことは話したくないかもしれません。その場合はムリに面接だからと話すことをせず、その代わり相手に悪い印象を持たれないような断り方をしましょう。

もし質問の内容で嫌な思いをしたため紹介を受けないようにしようと考え、毅然とした態度で断ってしまうと、その後のコミュニケーションを取りづらくなる可能性があります。

【担当の変更をお願いする】
人材派遣会社なので担当者を別の人に変えてもらう方法もあり、面接で自分に合わない担当者だと感じた時にも変更の相談をしてみましょう。それに担当者は、就業先との交渉をしてもらう人でもあるため、関係があまり良くないとお願いをしづらいと感じるかもしれません。

また就業してからではなかなか担当の変更ができなくなるので、人材派遣会社の相談窓口へ話をしスムーズに変更してもらえるようにしましょう。

プライベートな質問で臨機応変さを見ている場合があります


決まった質問に答えさせるだけでは応募者の本質が見えづらいことから、プライベートに関する質問をしている場合があります。その時具体的に答えなくても、どのような断り方ができたかで想定外のことに対する能力を把握しているかもしれません。

ただしその面接官の表情や態度などから、明らかに仕事とは関係なく聞いていると感じられる場合にはその人材派遣会社の利用を考え直すことも選択肢に入れてみましょう。

【紹介先との相性を見ている】
面接をした担当者が、紹介先としてどの企業がふさわしいかを検討してくれる時の情報にするため、プライベートな内容を聞いている可能性もあるでしょう。紹介先の会社との相性が良ければ長く勤めやすくなるので、失敗しないためにも可能な限り答えておくことがおすすめです。

【人材派遣会社でも落ちることはある】
人材派遣会社は登録をしてから仕事を紹介されるため、落ちることはまずないと思う方が多いでしょう。

しかし中には登録の面接で落とされてしまうこともあり、とくに大手の派遣会社ではその可能性があると言われています。そのため面接でプライベートな質問も上手にかわすことができた方が、印象が良くなる可能性があります。

(まとめ)人材派遣の面接でプライベートな話をされたときの質問の返し方は?

1.できるだけ回答し、どうしても答えられない内容は丁寧に断りましょう

人材派遣の面接でプライベートに関する質問があった場合、ムリに答えなくても良く、丁寧に断ればかまいません。相手に嫌な印象を与えない断り方ができるかで、臨機応変さを見てもらえることでしょう。

2.できる限り正直に受け答えをしましょう
人材派遣の面接の場でプライベートの話しを聞かれた時は、可能な範囲で答えましょう。

面接担当者が応募者の本質を知るために投げかけている場合もあるからです。しかしプライベートに関する質問は法律上制限されているため、面接官も注意しています。

3.相手に嫌な印象を与えない断り方がおすすめです
人材派遣の面接でプライベートな質問に答えたくない時は、優しく丁寧な口調で断りましょう。

面接担当者に嫌な印象を与えないことで、その先への影響は出ないはずです。どうしても担当者が合わなければ、相談して面接のうちに変えてもらいましょう。

4.プライベートな質問で臨機応変さを見ている場合があります
プライベートの話しをして応募者の受け答えを見ている可能性があります。

そして個人的な内容を把握することで、紹介先との相性の良さを確認しているかもしれません。また人材派遣会社の登録の面接でも落ちることはあるため、上手な受け答えをしましょう。

著者情報

著者情報プロフィール:水沢 和樹
企業人事コンサルタントとして活躍中。元ゲームプログラマーという異色の経歴を持つ。プログラミングの世界で長時間労働を経験し、労働者により幸せに働いて欲しいという願いからコンサルタントの道へ。