人材派遣の面接で留年についてどう説明する?

留年した理由について嘘はつかない


大学などで留年していると、少なくとも選考で有利に進むことはありません。だからといって留年した理由を正直に答えないのは問題があります。

これは人材派遣の面接に限ったことではありませんが、嘘をつき続けることは難しく、遅かれ早かればれてしまうでしょう。また、人材派遣の面接で嘘がバレたときは挽回することは難しくなります。

留年の理由は絶対に正直に答えてください。面接官が留年した理由を確認するのには様々な意図がありますが、別に面接官は意地悪をするために質問するわけではありません。

質問には正直に答えていきましょう。

留年そのものはマイナスに考えられがちですが、大切なのはそこからどのような経験を得たかです。面接官に納得してもらえるような理由をしっかりと用意しておきましょう。

面接官が留年した理由を聞く意図はいろいろある

人材派遣の面接で留年に対して突っ込んでくる面接官は多いでしょうが、全ての面接官が落とすために質問しているわけではありません。人材派遣の面接で留年について質問するのには次の意図があります。

まず「健康状態に問題はないか」です。できるだけ長く働いてもらいたいと会社側は思っているので、留年と聞くとまず「何か大きな病気を患ったのではないか」と思い、確認してきます。

次に学業以外に打ち込んでいたものがあるのかの確認です。留年にはさまざまな理由がありますが、勉強以上に打ち込めるものがあり、その結果で留年してしまったのであれば、場合によっては留年のマイナス評価を相殺できる可能性があります。

もしそうであれば具体的なエピソードなども準備しておくと良いでしょう。その他には問題解決能力があるかを確認するケースもあります。

留年に対してその原因や対処方法について質問してくるのであればこのケースです。ビジネスにおいて自己改善能力が要求されるシーンは多々あります。

留年した理由を説明する時に嘘はつかない


大学などで留年した場合、どうしても嘘をついてごまかしてしまいたくなるものですが、それは絶対に避けなければいけません。というのは、相手の面接官もプロですので、嘘というものは簡単に見抜かれてしまうのです。

嘘をつき続けるにはまた別の嘘をつかなければいけないので、必ずどこかでボロがでてしまいます。もし人材派遣の面接という場で嘘がバレてしまったら、採用してもらうのは一気に難しくなってしまうでしょう。

留年というマイナスを取り返そうと思った行為が致命的になってしまうのです。留年したという事実は過去のものであり、過去のことは変えることはできません。

それなら正直に留年した理由を話した方がいいでしょう。留年した理由によっては留年したというマイナス評価を相殺できる可能性があります。

もし留年してしまったとしても、面接の場で嘘はつかず、ありのままの自分で臨んでください。その方が自然体で受け答えできます。

留年したことをプラスになるようなトーク術を磨く

留年してしまったことはたしかにマイナスなのですが、その理由やトーク術によってはプラスの印象を与えることができます。

留年した理由などを話す時に大切なのは、「自分の過ちを素直に認める」ことです。留年したことは一般的にマイナスであり、どんな理由があってもそれは揺るぎない事実です。

それを自覚しているかそうでないかは大きな違いがあります。自分のミスを素直に認めるということはビジネス上で大切なことであり、面接官もその部分をしっかりとチェックしています。

もしあなたが前向きな理由で留年したのであれば、留年した事実を自覚することに加えて、留年した経験からどのようなものが得られたのかを説明する必要があります。留年というのは一般的にはマイナス要素ではありますが、その理由によっては他の人と大きく差別化することができます。

留年した場合はその理由はほぼ確実に質問されますので、前向きな理由があるならしっかりと用意しておきましょう。

(まとめ)人材派遣の面接で留年についてどう説明する?

1.留年した理由について嘘はつかない
面接官が留年の理由を聞いてきたとしても、嘘をついてはいけません。正直に答えましょう。

面接官を納得させるような回答を用意しておくとベターです。

2.面接官が留年した理由を聞く意図はいろいろある
人材派遣の面接で留年した理由を確認するのは様々な意図があります。包み隠さずしっかりと説明すれば、留年の理由によっては留年のマイナス評価を相殺できる可能性があります。

3.留年した理由を説明する時に嘘はつかない
もし留年したとしても、人材派遣の面接で嘘を付いてはいけません。面接官もプロですので、嘘は簡単に見抜くことができます。また、嘘をつくことにより、受け答えが不自然になる可能性があります。

4.留年したことをプラスになるようなトーク術を磨く
留年したことは一般的にマイナスなので、それを認めるところが重要です。自分の失敗を素直に認めることは大切です。

もしあなたがポジティブな理由で留年したのであれば、そのことをしっかりと説明できるように準備しておく必要があります。

著者情報

著者情報プロフィール:水沢 和樹
企業人事コンサルタントとして活躍中。元ゲームプログラマーという異色の経歴を持つ。プログラミングの世界で長時間労働を経験し、労働者により幸せに働いて欲しいという願いからコンサルタントの道へ。