岡山県にあるグロップは、同県にあるベネッセコーポレーションのメーリングサービス業務を約40年間にわたって支えてきました。ベネッセといえば『進研ゼミ』。学生の頃にダイレクトメールをもらっていた人も多いでしょう。

そして今、自分の子どもに届くようになったダイレクトメールの進化ぶりに驚いている人も結構いるのではないでしょうか。まず、だいたいカラフルなマンガ冊子が入っています。テキストや数々の付録の魅力を忠実に再現しているクオリティの高いパンフレットも評判です。

封筒も紙封筒ということはまずありません。定形外のビニールタイプのことがほとんどですし、そのビニールの上にも目を引くイラストやキャッチコピーが印刷されています。四角ではない変形型の封筒が用いられています。

そして、なによりも住所変更やダイレクトメール中止を依頼した際の迅速な対応。よく、どんなに頼んでもなかなか止まらないダイレクトメールもありますが、そのようなものとは一線を画しています。

これらすべてを実現したのが、グロップのメーリングサービスなのです。グロップでは、これまで人力で封入作業をするしかなかった定形外のビニール封筒の封入を、世界で初めて機械化することに成功しました。大型インサーターを関東に３ライン、岡山に３ライン設置することにより、低コスト・短納期・高品質の封入ラインを実現しました。

これまでは、作業中にうっかりスタッフが顧客情報を目にしてしまうこともありましたが、もうその心配もありません。個人情報保護の観点からも、一歩進んだ独自技術を持っているといっても過言ではありません。

また、連番をつけつつ高速封入しているところをCCDカメラで記録することによって、抜けモレを厳しくチェックしています。同時にその様子をデータに保存することによって、その後の作業も一括して行うことができるようにしています。

たとえば、ダイレクトメール中止や住所変更依頼を受けた場合は、このデータを連番から検索して、対象となるダイレクトメールを素早く見つけることができます。

発送寸前でストップをかけることも可能なので、連絡を受けた後で行き違いで届いてしまうというようなことを可能な限り食い止めています。

ダイレクトメールに関する間違いというのは、結構、企業に対する心象を損ないます。このような徹底した管理をすることは、企業イメージを保つことに関して非常に効果的なのです。