人材派遣などの面接でストレス解消法を聞かれたらどのように答える?

ストレス解消法を尋ねる意図とは?


ビジネスでもプライベートでも何かしらのストレスはありますが、どのようにストレスと付き合うかを見て面接官は採否の参考にします。

ストレス解消法の質問には、以下2つの意図があるので面接官が知りたい答えを用意しましょう。

ストレス耐性を確認したい

ストレスに対する強さはどのくらいかを知り、できるだけ自社で長く働ける人材かを見極めます。ビジネスの場では予期しないトラブルや問題が起きる可能性があり、解決するために動く必要があるからです。

起きた問題に耐え切れずすぐに辞めてしまうと、企業にとっては手間と経費だけがかかり不利益をこうむります。業界や職種ごとに違いはありますが、ある程度ストレス耐性のある人材が欲しいと考えています。

ストレスとの向き合い方を知りたい

上手にストレスと付き合う方法を身につけた人は、持っている能力を発揮しやすく、入社後の活躍を期待できます。仕事の能力が高い人であってもストレス耐性が低い場合、ストレスに負けて能力を十分発揮できない可能性があるでしょう。

そのため面接官は、能力だけでなくストレス耐性の高さもあわせてチェックし、採否の参考にします。

状況を冷静に分析できるか知りたい

あなたがストレス下に置かれても、冷静さを失わず必要な対処を行えるかを、回答からチェックします。ストレスがたまりすぎて体調不良になったりトラブルを起こしたりすると、仕事に影響が出るため、企業にとってデメリットだからです。

ストレスがどの程度たまっており、適度に解消して仕事を続けられるかを面接官は知りたがっています。

自社や職種に合うかを確かめたい

ストレス解消法だけでなく、どのようなことにストレスを感じるかを聞かれるケースもあります。その場合、応募先の企業や職種とストレスを感じる内容にズレがあると、「面接官は長続きしない人材では?」ととらえるでしょう。

顧客開拓の営業職の募集で、「人見知りがあり知らない人との会話にストレスを感じる」、またはコツコツと作業を続ける事務職などで「同じことを作業はストレス」と答えると、合わないと印象づけてしまいます。

好印象なストレス解消法

ストレス解消法は幅広くありますが、面接で答える場合は、ビジネスの場でも活用できる方法を選びます。心身や職場に支障をきたす方法では、あなたがストレスを発散できても、企業にとってデメリットだからです。

応募先から好印象を持たれるストレス解消法を3つ紹介します。

スポーツなど体を動かす

幼い頃から続けてきたスポーツや学生時代に出会って今でも取り組んでいる運動など、健康的なストレス解消法は面接官から好印象です。休日・出勤前・帰宅後に行える運動があると、運動不足を推奨したい企業にとってメリットになり、積極的に採用したいと思うでしょう。

スポーツによっては広い場所や長い時間の必要なものもあり、時間がないときはどうするか?と掘り下げられたときの回答も考えましょう。

文化的な趣味に没頭する

読書や音楽鑑賞、ものづくりなど、自分ひとりの世界に没頭するストレス解消法もよい印象を期待できます。集中して取り組めるアピールにもつながり、コツコツと進めることが重要な職場の応募にはおすすめです。

人と会って話す

友人と会って、どうすればうまくいくかなどを話し合うストレス解消法は、ビジネスの場で困難に直面したときもコミュニケーションを大切にすることをアピールできます。

身のまわりを整える

部屋の掃除や模様替えをして気持ちをすっきりさせるストレス解消法は、物事の整理をきちんと行えることやデスク周りの美しさを保てることをアピールできます。掃除するコツなどを聞かれる場合があるので、日頃の掃除のポイントをまとめましょう。

避けた方がよいNGなストレス解消法


ストレス解消法は人それぞれですが、面接であげる場合は避けた方がよいものもあります。あなたが持つストレス解消法の中に以下の3つがあるときは、別の方法を紹介しましょう。

ギャンブル

競馬や競艇、カジノなど賭けごとをストレス解消にあげると、面接官の印象はあまりよくありません。関係のある業界や職場への応募を除き、ギャンブルは避けましょう。

麻雀やパチンコ、スロットなども面接ではいわない方がよいので、前の章であげたストレス解消方から見つけましょう。

暴飲暴食

ストレスで食欲が増してしまうという人でも、暴飲暴食をストレス解消法にあげることは控えましょう。食べすぎや飲みすぎによって健康がおびやかされると、仕事に影響する恐れがあるからです。

飲食を楽しんでストレス発散する場合は、「ちょっと高級な料理をご褒美として」「とっておきのスイーツに心を癒してもらう」など、健康面に師匠のない方法にしましょう。

愚痴を言う

気心の知れた相手と愚痴を言い合ってストレス発散する方法もありますが、面接であげる方法としてはあまりふさわしくありません。特にSNSに愚痴を投稿するストレス解消法は、企業に多大な影響を与える可能性があり、採用に不利になるでしょう。

企業はSNSでの発信に敏感で、少しでもSNSに企業の悪評があがることを避けたいからです。それに愚痴はネガティブな印象を受ける言葉なので、面接では使わないことをおすすめします。

「特にありません」は避けよう

ストレス解消法が決まっておらず「特にありません」と答えると、面接官は仕事に対する興味が薄いのか?と思う場合があります。面接で聞かれて困らないためにも、よく行うストレス解消法をいくつか選んでおきましょう。

ストレス解消法に限らず面接での質問には、可能な限り「特にありません」という回答は控えましょう。

ストレス解消法別回答例

ストレス解消法がいくつかまとまってきたら、回答例を参考に自分なりの答えを考えましょう。丸暗記用の原稿を作るのではなく、似た質問にも活用するためポイントをまとめることがおすすめです。

スポーツ

私は幼い頃から野球をしており、現在も草野球チームに所属し休日に練習や試合をしています。朝から夕方まで1日中体を動かすので、終わる頃には疲れていますが気持ちはリフレッシュでき、また翌日から頑張ろうという気持ちになれます。

仕事をしながら予定が合った日には草野球に出かけ、リフレッシュして次に向けての英気を養いたいです。

読書

私は小説を読むことが好きです。ストレスを感じて気持ちが揺らいだときも、集中して読書し作品の世界に浸ると心が落ち着いて冷静さを取り戻せるからです。

現在は小説だけでなく、御社の業界に関するビジネス書も読んでおり、知識を収集しています。ストレス解消を兼ねた読書で得た知識を、仕事でアウトプットして役立てられたらと思います。

友人と会う

大学時代に出会った親友と会い、話すことでストレス発散ができます。行きつけのカフェや新しく見つけたお店などで会って話をすると、いつの間にか気持ちがリフレッシュできています。

お互いの近況を報告し合い悩みを相談し合うと、同じ悩みを抱えていたり頑張ったりしているとわかり、励みになるからです。御社へ入社後は、同じ職場の人と積極的にコミュニケーションをとり、ストレス発散し合える関係を築きたいです。

部屋の片づけ

私は部屋の片づけをするとストレス解消になります。片づけのあとで模様替えも行い、気分をリフレッシュさせて部屋でくつろぐことが好きです。

掃除をすると気持ちの整理にもつながるので、こまめな掃除は気がついたときにも行うようにしています。入社後はデスクをこまめに掃除して整頓された状態を保ち、業務に集中しやすい環境を作ろうと思います。

何にストレスを感じるかも掘り下げよう

ストレス解消法と似た質問に、「何にストレスを感じるか?」があります。扱う業務に対してあなたがあまりストレスを感じない場合、相性のよい仕事内容といえます。

応募先企業の職種に支障のない内容をストレスにあげると、無難です。

これまでにストレスを感じた場面を思い出す

前の職場や学生時代のアルバイトなど、ストレスを感じたシチュエーションを書き出し、ストレスの大きさ別に振り分けます。ここで応募先の企業や職種と矛盾する恐れがあるものは除きます。

ストレスの原因を考える

書き出したストレスの原因は何かを考え、面接で答えるポイントをまとめます。ひとつの視点だけでなく多角的にとらえ、考えられる原因を全て洗い出します。

ストレスに感じた原因はあなたの考え方に関わるので、志望動機など他の質問の答えとズレがない答えを心がけましょう。

ストレス解消できたかを考える

ストレスの原因を自覚し、考えたり行動したりした結果、ストレス解消できたかを考えます。過去を振り返るだけにとどまらず、ストレスを解消して次に生かす行動や考え方を得られたことは、あなたの成長意欲を示せます。

面接対策は担当者と一緒に取り組もう

ストレス解消法など面接での質問は、全て何らかの意図があります。質問文にそのまま答えるだけでなく、あなたの強みを含めてアピールにつなげましょう。

質問の意図をとらえて確実に面接官が欲しい答えを伝えるには、人材派遣会社の担当者とともに、面接対策をしましょう。

評判の高いグロップに登録した方々の本音を調べてきました

人材派遣会社のグロップでは親身になって就職・転職サポートをしており、実際に利用した方からは喜びの声が集まっています。さまざまな状況の方の就職・転職をサポートした結果、頂いた口コミの一部を紹介します。

A.E(46歳/女)

夫と息子は、仕事と受験と毎日忙しく過ごしています。その為、家事などは私がすべて担当していたのですが、自宅にこもりっきりの生活に嫌気が差してしまったので、グロップで働くことにしました。夫と息子との約束で、家事に支障の出ない範囲で働き、息子の受験が終わったら、本格的に働くことにしました。グロップでは、そういった条件の範囲内で働くことのできる派遣先を紹介してくれました。将来的には、正社員を目指して働いています。

N.T(30歳/男)

これまでは営業として働いていましたが、現在は事務職として働いています。初めてのデスクワークでしたので、最初は不安をもっていましたが、グロップのマネジメントエキスパートさんのサポートもあり、しっかりと働くことができています。グロップのマネジメントエキスパートさんは、事務職の経験やパソコンの資格なども持っていなかった私でも、しっかりと働くことのできる派遣先を紹介してくれたので、楽しみながら働けています。収入もしっかりと確保することができていますので、やりがいもあります。

Y.A(22歳/男)

高校を卒業してから、就職せずに近所の工場でアルバイトとして働いていました。私は海外旅行が趣味で、正社員になるとまとまった休みが取れないのがネックだったので、アルバイトを選んでいました。しかし、新型コロナウイルスの影響で、安定した収入が得られなかったので、グロップに相談して派遣スタッフになりました。グロップのお陰で、安定して稼ぐことができるようになったので、海外旅行の頻度も増えました。

Y.N(34歳/女)

日常的な家事は、食洗器やお掃除ロボットのお陰で、なんとか頑張れていますが、仕事が忙しくなってしまうと、家事と育児、そして仕事を両立するのは負担が大きいと感じていました。そのため、夫の転勤に合わせて、正社員にこだわらず、派遣として働くことにしました。私が登録しているグロップは、地元で評判の人材派遣サービスということもあり、自分の特性に合わせた仕事先を紹介してもらうことができました。

M.I(33歳/女)

結婚後、産休や育休を取ることができにくい会社に勤めていたこともあり、会社を退社せざるを得ませんでした。育児が一段落した時、再就職に向け色々と活動していましたが、思うような結果を得ることができませんでした。そんな時に頼りにしたのが、人材派遣会社のグロップでした。グロップは、小さな子供がいる女性でも、働きやすい環境を提案してくれると評判だったので、迷わずに選ぶことができました。

M.M(24歳/男)

常に借金の返済が頭を悩ませていた生活から、安定した生活を送ることができるようになったのは、間違いなくグロップのお陰です。グロップでは、こちらの要望に合わせ、好条件の派遣先を紹介してくれます。私も借金の額や返済プランなどを踏まえた上で、無理なく返済できるような会社を紹介してくれました。また、派遣で終わらずに正社員になるためのサポートも充実していますので、ライフプランなどもサポートしてくれています。

K.S(25歳/女)

昨年末にマイホームを購入し引っ越しました。引っ越す前は実家に子どもを預けることができたのですが、引っ越し先では預け先を確保することができませんでした。その為、育児が一段落するまでは、グロップを利用して働くことにしました。グロップは、小さい子供がいる女性でも働きやすい働き方を紹介してくれること評判でした。私も紹介してもらった職場の居心地がよく、楽しく働けています。育児は大変ですが、この職場でしたら、仕事と育児の両方を頑張れそうです。

K.A(45歳/男)

このまま定年までのんびり働けると思っていましたが、会社が不況のあおりを受け大規模なリストラを行いました。その結果、私もリストラ対象となり無職になりました。妻はしばらく休めばと言ってくれたのですが、元気なうちに働きたいと思いグロップを利用しました。グロップは、わたしの要望を理解してくれた上で、すぐに働ける派遣先を紹介してくれました。退職してから半月程度で、働けたのは、間違いなくグロップのお陰です。

A.U(47歳/男)

昼夜問わず働いていた生活を20年以上も続けてきました。そのような生活を続けてきたせいか、人間ドックで異常が見つかってしまいました。強めのドクターストップがかかってしまいました。これまでのような働き方ができないことが明確になった為、思い切って退職し、派遣として働くことにしました。グロップでは、身体への負担を抑えた働き方を提案してもらうことができたので、無理することなく働くことができています。

N.N(29歳/男)

母親の介護と仕事を両立したくて、人材派遣サービスのグロップに登録して働いています。グロップは、派遣でありながら、有給休暇や労災保険、社会保険などの制度も充実していますので、安心して働ける環境に身を置きたい方にもおすすめです。また、グロップは、収入を安定させるだけでなく、様々な派遣先で、色々な経験ができますので、キャリアを築くための一歩を踏み出すのにぴったりです。

まとめ

①面接官がストレス解消法を尋ねる意図を知ろう
②好印象を持たれるようなストレス解消法を選ぼう
③避けた方が良いストレス解消法を知ろう
④ストレス解消法にもとづく例文を参考にしよう
⑤何にストレスを感じるかも掘り下げよう

著者情報

著者情報プロフィール:水沢 和樹
企業人事コンサルタントとして活躍中。元ゲームプログラマーという異色の経歴を持つ。プログラミングの世界で長時間労働を経験し、労働者により幸せに働いて欲しいという願いからコンサルタントの道へ。