人材派遣の面接でピアスがNGって本当？

人材派遣の面接において、ピアスなど装飾品を付けるのは、おすすめしません。なぜならピアスや装飾品があなたの第一印象を悪くすることもあり得るからです。

ピアスの装着が合否に直接関係するわけではありませんが、人材派遣の面接では清潔感のある服装が良いとされています。そのため応募者は身だしなみに気を遣い、鞄や靴もシンプルなものを選ぶでしょう。

その中でピアスや装飾品を付けていると目立ってしまいます。面接官によっては、「不潔」に感じることもあるかもしれません。

また企業によっては、規則として装飾品を禁止しているところもあります。人材派遣の面接時にピアスを付けているだけで、「規則を守れない人だ」と判断することもあります。

ただし職種によっては私服面接を実施している企業もあり、装飾品を付けていても問題ない場合もあります。

男性の場合、ピアスの装着は、20代～30代の世代には受け入れられても、40代以上の人にはまだまだ受け入れられていません。人によっては不快感を与えてしまうこともあるので、ピアスを装着は控えた方がよいでしょう。

また堅い職業ではピアスホールですら、マイナスの評価をする可能性があります。たとえば同等のステータスをもった応募者が2名がいたとして、ピアスホールがない応募者の方が「ピアスホールがある応募者より真面目だ」という理由で選ばれることもあるのです。

男性は髪が短い人がほとんどですから、髪で隠すわけにはいきません。ピアスホールはピアスの装着を止めると自然に小さくなり目立たなくなりますが、面接に間に合わない場合は以下の方法で隠しましょう。

・ファンデーション
肌の色に合ったものを塗り、粉をはたくと目立たなくなります。

・コンシーラー
ファンデーションでは隠せないほど穴が大きい場合に使用します。綿棒などでコンシーラーを埋め込むとよいでしょう。

・ファンデーションテープ
医療用で、本来は痣やタトゥーを隠すために使うものです。サイズに合わせてカットして貼ることができます。

・リップクリーム
ピアスホールの表裏から擦り込むようにして付けると、目立たなくなります。ただし付けすぎるとテカるので注意が必要です。

女性の場合、一般的にピアスの穴の数が両耳に１つずつであれば、神経質に考える必要はないでしょう。女性は男性に比べて耳が小さいので、よほど大きな穴ではない限り目立ちません。

ただし耳の軟骨に穴が空いていたり、ピアスの穴がいくつも空いている場合は、「派手」「不真面目そう」「ちゃらちゃらしている」などマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。この場合、髪の毛でピアスホールがあいた耳元を隠そうとする人がいますが、あまりおすすめできません。

耳が出ていない髪型は「自信がなさそう」「暗そう」といったマイナスの印象を与えてしまうからです。ピアスホールがいくつも空いている、軟骨に空いているという人は、男性同様にファンデーションなどで隠すとよいでしょう。

中には鼻ピアス、口ピアスといった耳以外にピアスホールが空いている人もいるかと思います。こちらは、コンシーラーなど粘度のあるものがおすすめです。

アパレル業界や美容業界などセンスや個性を問われる業界においては、自己表現の一環としてピアスなど装飾品の装着が認められている企業もあります。清潔感のある髪型や動きやすい服装など、働く上で必要となるTPOを守っていれば、それほど問題ないでしょう。

服装や装飾品に迷ってしまう人は、希望する業界で実際に働いている人を参考にするのも1つです。アパレル業界の面接では応募者の身だしなみから、自社ブランドを扱うのに相応しい人材かどうかを見ています。

個性があるのはよいことですが、主張が強すぎるとブランドに合わないと判断することもあるので、気を付けましょう。美容業界においても、過度なファッションは「気が強い」「生意気」「扱いづらい」と受け取ることがあるので注意が必要です。

また面接時にスーツの着用が義務付けられている場合は、一般企業同様、ピアスなどの装飾品は付けない方が無難と言えます。

1.ピアスのような目立つ装飾品は人材派遣の面接で避けたほうが無難です
人材派遣の面接において、ピアスなどの装飾品は第一印象を悪くする可能性があるので付けない方が無難です。企業によっては、規則としてピアスなどの装飾品を禁止しているところもあるので、気を付けましょう。

2.男性の場合、ピアスホールでさえNGになることもあります
男性のスーツ姿にピアスは目立ちやすいです。堅い職業ではピアスホールですらマイナスの要素になる可能性があるので、気を付けましょう。

穴が大きい場合はファンデーションなどで隠すことをおすすめします。

3.女性の場合には過度でなければ気にされるケースは少ないです
女性の場合は左右に1つずつであれば、それほど気にしなくてよいでしょう。ただしピアスホールが複数ある、軟骨に空いている。さらにはボディに空いているといった人は注意が必要です。

4.服装自由な仕事の場合には特に気にしなくていいかもしれません
服装が自由な仕事は、ピアスなど装飾品の着用が認められている場合があります。ただし自由＝何でもよいわけではありません。

TPOをきちんと守り、清潔感のある外見を心がけましょう。

	プロフィール：水沢　和樹企業人事コンサルタントとして活躍中。元ゲームプログラマーという異色の経歴を持つ。プログラミングの世界で長時間労働を経験し、労働者により幸せに働いて欲しいという願いからコンサルタントの道へ。